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部分の形状がそれより大きな部分の縮小図形のようになっている図形をフラクタル図形とよびます.コンピュータによってフラクタル図形を作り出すことにより,自然界にみられるさまざまな形状を表現することができます.
ここでは,フラクタル図形の生成法の1つである中点変位法によって山岳形状が生成される様子を確認して,フラクタル図形について理解してください.
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フラクタル図形の分割の様子を確認します.図形の頂点の位置を変更したり,図形を回転させたりできます.また,中点変位法の変動の大きさを制御することができます.
・図形の頂点の移動
レンダリング方法がWire Frame(ワイヤフレーム表示)のときに赤い丸で示した図形の頂点をマウスでドラッグすると,頂点の位置を移動することができます.
・図形の分割
Subdevideボタンをクリックすると,クリックするたびに中点変位法によって図形が分割されます.
・図形のレンダリング方法の変更
Rendering ModeのWire Frameラジオボタンを選択すると,図形がワイヤフレーム表示されます.
Rendering ModeのShadingを選択すると,図形がシェーディング表示されます.
・中点変位法の変動の制御
aテキストボックスに中点変位法の変動の大きさを制御するパラメータaの値を入力します.1.0から100.0の間の値を入力することができます.aの値が大きいほど,図形分割時の変動が少なくなります.
・図形の回転
レンダリング方法がWire Frame(ワイヤフレーム表示)のときに図形の頂点以外の領域をマウスでドラッグすると,図形が回転します.
レンダリング方法がShading(シェーディング表示)のときにマウスでドラッグすると,ドラッグしている間はワイヤフレーム表示となります.
・初期状態への復帰
Resetボタンを押すと,分割前の初期状態に戻ります.
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・中点変位法では,それぞれの線分について,その中点を乱数によって上下に変位させるという操作をくり返します.
このとき,線分の長さが短くなるにつれて乱数の標準偏差が小さくなるようにすると山岳形状や海岸線のシルエットに似た図形となります.